介護付き有料老人ホーム ミソノピア

お手紙 2018.07.01

施設長のお手紙 2018.3

ご入居者様 ご家族様

 

「介護業界」にて、働かせていただき、あと数年で30年目となります。

現在、ミソノピア役員でもある者から、介護のいろはを教わり、育てられ、この業界一筋で歩いてきました。

 

はじめて、介護の喜びを身体で感じたのが、車いすを使用された方が、日々の介助方法により、少しずつ車いすを使用されることが少なくなり杖を使って歩かれることが多くなり、その結果、鎌倉八幡宮 若宮大路を一緒に歩けたこと。そして、記念写真には、偶然にもその方の肩に鳩がとまって写ったこと。

 

それが、介護の喜びを知ったはじめの一歩でした。

その様な喜びの一歩一歩から、目の前の方の人生にふれることの喜び、そして、その方の喜びが、自分の喜びとなり・・・自分自身の生き方になってきました。

 

 

24歳の時、早い出世でして・・・ホーム長(施設長)という肩書をもらいました。

(逆に言うと、24歳から出世していない・・・ということにもなりますが(笑))

慣れ親しんで育ってきた会社だけでは、甘えが出て成長もしない、ということから、「修行」として他社の介護会社へ10年間出向する体験もいたしました。

 

直球が勝負のホーム開設の立ち上げ、変化球が重要のホーム運営の立て直し、をいくども体験してきました。

いまでも、神奈川県、広島県のご入居者様や職員のみなさんからお手紙をいただき、純粋に気持ちよく汗を流したその当時のなつかしい記憶を思い出しています。

自分は、「人と人のふれあい」で成長させてもらいました。

 

「介護」を語るのに、冒頭に「たいへん」という言葉で表現をする人がいます。

もちろん、否定するつもりもありませんが・・・。

 

ただ、生きてこられた人生の一場面の、ほんの少しのお手伝いを、「たいへん」という言葉が冒頭についてしまうことにさびしさを感じています。もっと言うのであれば、「たいへん」を工夫して、「たのしく」に変えることが、介護屋としてのコツなのかもしれません。

 

この工夫こそが、ホーム開設のノウハウでもあり、ホーム運営の立て直しの柱になるのではないでしょうか?

ご入居者様が笑顔になり、その笑顔をつくる役目が自分であるとすれば、ホーム長(施設長)とはどんなに恵まれた役割なのでしょう。

 

30年目に向かい、「介護業界」に成長させて下さったことへの感謝の気持ちと、業界の発展を込めて、介護業界に向けて一つのカタチを投げかけてみようと、個人的に進めていることがあります。

夏になる前には、できあがること目指しております。

 

その時がきましたら、是非、ふたたびご紹介させていただきます。

平成30年3月10日

廣井 健吉